理学療法士の仕事の1つに、物理療法というものがあります。
物理療法とは、ホットパック・干渉波・超音波・低周波・レーザー・牽引などの事をいいます。
これらは、『温熱療法』『寒冷療法』『光線療法』『電気治療』『牽引療法』『水治療法』と言われています。
『温熱療法』は、熱の力で痛みを除去したり、関節を動きやすくしたりするものです。
主に運動療法を行う前に施行し、運動療法の効率を高めます。
“アレ?温熱と逆の事するのに、同じ効果があるの?”と思うかもしれません。
これは、患部を冷やすことにより一時血管を収縮させます。
寒冷療法により収縮した血管は、二次的作用として血管収縮後に拡張が起こります。
血管が拡張する事により、血液の流れがよくなり痛み物質を流します。
これにより、疼痛が軽減されるのです。
『光線療法』は、褥瘡(床ずれ)や挫創などの皮膚疾患や、骨粗鬆症に使用します。
『電気治療』は、筋萎縮(筋肉が痩せ細るもの)や疼痛の軽減に役立ちます。
それを牽引(ひっぱる)する事で隙間を広げてあげ、痛みや痺れを改善するものです。
腰椎牽引と頚椎牽引がよく行われています。
『水治療法』は、水の浮力や抵抗を利用して運動の負荷にしたり、循環をよくしてむくみの改善を行ったり、リラクゼーションなど精神的な安静をもたらす効果があります。
実際の病院などでは、これら物理療法は、理学療法士が行うというよりも、リハビリの助手さんが行うことが多いです。
しかし、理学療法士が物理療法の効果をしっかりと把握することで、治療効率が何倍にもなるということを知っておいて下さい。