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理学療法士の仕事 運動療法について
理学療法士として働く上で最も重要なのが、この運動療法です。
患者さんの病気・症状に合わせた運動療法を選択するのが大切です。

ここでは、どのような運動療法があるかを説明していきます。

運動療法で最もメジャーなものの1つが、関節可動域(ROM)運動です。
ROM訓練とは、各関節が筋肉や骨や靭帯などの影響により動きにくくなった時に、関節の動く範囲を大きくすることを目的に行います。
また人間の体は、動かさなければ固まってしまう(拘縮)ので、拘縮予防の為にROM運動を行うこともあります。

筋力維持増強運動もメジャーなものの1つです。
筋力維持増強運動は、病気などにより筋力が低下した場合や、スポーツ選手が筋力アップを目的に行うもの、今の状態を維持していきたい患者さんに行っていきます。
まぁほとんどの患者さんが適応ということです(^^;)
筋力増強運動は、機械を用いて行ったり、理学療法士の徒手で行ったりと様々な方法がとられます。
もちろん患者さんへの負荷量は理学療法士が決めます。
弱すぎると筋力増強にならず、強すぎると返って筋肉を痛めてしまいます。
この微妙な力加減は経験の賜物といえるでしょう。

次は、持久力増強運動です。
持久力増強は、患者さん自身が“少しキツイ”と感じる有酸素運動を行います。
1回15分〜60分で、週に3〜5回行っていきます。
脈拍で計算する方法もありますが、専門用語だらけになってしまいますので、ここでは飛ばします(^^;)

次は、あまり聞き慣れない協調性運動について説明します。
人間が水の入ったコップを取るとき、どういった運動が必要でしょうか?
腕がそこまで伸びる事と、コップを持つ力があれば取れるのでしょうか?
答えはNoです。
コップまでの距離はどの位か、コップを持つ力はどの程度か、どんなスピードがよいか…たった一瞬ですが、これ以上の 情報が脳の中で処理されているのです。
しかし脳の障害を受けると、これらの情報をスムーズに動きに反映することが出来なくなります。
その為、協調性運動にてしっかり動きを目で見て、動きの学習をしていくのです。
人間は、動きが大きく、スピードが速く、単純な動きほど得意とされています。
協調性運動は慣れるにつれ、徐々に小さく、ゆっくりとした、複雑な動きを練習していきます。
あまり使用頻度は高くない運動療法だと思います。

最後に、神経筋促通法について説明します。
基本的には麻痺の患者さんに使用します。
簡単にせつめいすると、神経筋促通法により随意性(自分の意思による動き)が向上し、麻痺の回復を目指すものです。
最近では、神経筋促通法による筋力増強運動が、筋力増強に最も効果があると発表している先生もいらっしゃいます。

やはり運動療法の説明は、噛み砕いたつもりですが、専門性の高いものになってしまいました…
何となくイメージして頂ければ幸いです。